
お答えします!
簡単にDIYで取り換えられそうな電気スイッチ。
業者に依頼して交換してもらう事はもちろん可能ですが、実は、素人が、自分で勝手に取り換える事はできないのです。
その事情をご紹介します。
こんな方におすすめ
- 家のスイッチが不便だと感じている方
- スイッチをDIYで変更したいと思っている方
我が家の玄関の照明スイッチ
我が家の玄関は、外と内の連動タイプです。
それぞれセンサー式なので、照明の近くによると、自動で点灯、連動してもう片方も点灯する形になっています。
このセンサーのアリナシの設定や、2つの照明の連動の設定は、スイッチから行う事ができます。
スイッチのペラっと貼られていたシールの説明書き。
スイッチのON/OFFの押すタイミングで設定変更ができます。一見簡単そうなのですが…
スイッチを見ただけでは、
ON/OFFがわかりません(汗)
センサーモードになっている場合は、自分の身体を動かして作動させたりしてON状態なのかOFF状態なのかまず確かめなくてはならないです。
入居後、うっかりスイッチを押してしまって、連動が解除になってしまった時、再設定するのに苦労しました。

説明書き通りに操作してみたのですが、1/2の確率で間違えてしまい、何度も何度もガチャガチャやり直すこと数十分、ようやく元の状態に戻せました(汗)
ON/OFFのランプのないスイッチ、不親切すぎる!!
ネットで探してみたところ、ありました。
ランプありのタイプのカバー…
しかも、安い。ネームラベルなしだと688円…

じゃあ、ランプもラベルも何もない、我が家のスイッチって一体いくらなんだろう…(苦笑)

そんなわけで、ランプ付きのスイッチに、取り換えたくなってしまいました…
スイッチなんて単純そうだし、ランプ付きのに替えるだけなら私にもできるかな、と思ってしまいました。
今DIYが流行っているし、やり方なら、YouTubeに幾らでもDIY動画が上がってるでしょうし。(実際に、あります。)
しかし!!
そこには大きな壁がありました。
素人はスイッチをDIYはしてはいけなかったのです(汗)
ココに注意
ローコスト住宅は、電気スイッチも一番簡単でシンプルなものが標準搭載である可能性があります。使う頻度や場所によって、オプション変更した方が良いかと思います。要チェックですね!
スイッチ変更DIYができない理由
電気工事士法という法律が日本にはあり、有資格者(国家資格)しか電気工事は行えない事になっています。
電気工事士法(でんきこうじしほう)とは、電気工事に従事する者の資格や義務、電気工事の欠陥による災害の発生の防止について定められている日本の法律である。法令番号は昭和35年法律第139号、1960年(昭和35年)8月1日に公布された。最終改正は電気事業法等の一部を改正する法律(平成26年法律第72号)である。
第ニ種電気工事士、第一種電気工事士、また、認定電気工事従事者、特殊電気工事資格者がそれにあたります。
電気工事士法の第三条にこうあります。
第一種電気工事士免状の交付を受けている者(以下「第一種電気工事士」という。)でなければ、自家用電気工作物に係る電気工事(第三項に規定する電気工事を除く。第四項において同じ。)の作業(自家用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であつて、経済産業省令で定めるものを除く。)に従事してはならない。(※一部抜粋)
引用元:電気工事士法 -経済産業省-
無資格では、工事は行えません。
資格を持つ、業者さんに依頼するしかないのです。
自分で行った場合のリスク
自分の家の中ならしバレないし自己責任でやる、と思う方もいると思います。
電気工事士法の第十四条に罰則が記されています。
第三条第一項、第二項又は第三項の規定に違反した者は、三月以下の懲役又は三万円以下の罰金に処する。
引用元:電気工事士法 -経済産業省-
3万の罰金ですって!
自分の家であれば、自己責任で何をしようが自由。バレなきゃ罰金にもならないでしょう。万が一、バレたとしても3万円。
でも、それよりも怖いのが、火災などを起こしてしまった場合の、近隣住民への迷惑、賠償です。
何も知識のない素人が見よう見まねで電気配線を行うわけですから、故障・火災の原因となる可能性があり、大変危険です。

もちろんすべての電気工事が資格がないと行えないというわけではありませんが、このようなスイッチ周りの工事は有資格者の域になります。
きちんと業者に依頼をするようにして、素人は迂闊に手を出さないようにしましょう。
スイッチカバーだけなら取り換えOK
スイッチの配線調整が伴う工事は有資格者のみが行えますが、周りのカバーであれば、無資格でも対応可能です。
ドライバーがあれば簡単に交換可能!

スイッチ変更DIYまとめ
今はなんでもDIYの時代。
スイッチだって便利でオシャレなデザインのものに取り換えたい!(実際パーツも売ってますしね。)と思いがちですが、スイッチ自体の取り換えは素人がしては法に触れるんだよというお話でした。
業者に依頼した場合の相場は、3,000円から(※出張費含まない。)です。
毎日使うような場所のスイッチの場合、不便に感じるのであればサクっと依頼して、取り換えてもらってしまった方が不安もないでしょう。
- いくらマイホームでも、スイッチの改造は、有資格者以外がするのは危険。
これから家を建てられる方、節約の為に「スイッチは後で自分達で付け替えればいいや」なんて、うっかりDIY対象にしないようにお気をつけくださいね。
以上、玄関電気スイッチをランプ付きに交換したい!でも実はDIYできない事が判明!そのワケは?についてでした♪どなたかの参考になりましたら幸いです。