
2020年に犬と暮らす家を新築、ワンコオーナー歴5年の私がそのお悩みを解決します!
是非、マイホームで犬とゆったり暮らす生活を目指してみてくださいね。
5歳のカニンヘンダックス♀と33坪の新築戸建に住んでいます。犬と暮らして20数年!(実家での生活を含む)
こんな方におすすめ
- 新築して犬を迎えたいと考えている方
- 犬の飼い方を知りたい方
- 犬との暮らしを維持するための費用が知りたい方
Contents
犬をマイホームで飼う為の段取り
「マイホームを持ったら、犬を迎えたい!」と考える人は少なくないでしょう。
その希望を実現させる為の段取りをご紹介します。

step
1犬種のあたりをつける
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2購入・譲渡元の下調べ
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3ペット用品の下調べ
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4犬と暮らす家の間取り検討
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5新築とお迎え準備
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6犬との暮らし開始・躾開始
それでは、各工程を詳しく解説していきます!
1.犬種のあたりをつける
飼ってみたい犬は、具体的に犬種が決まっていますか?
小型犬と大型犬では、特性や飼育の仕方はもちろんの事、家づくりにおいても必要なスペースなどが大分異なる為、あらかじめ希望を絞るとスムーズです。
サイズ区分 | 体重 | 主な犬種 |
大型犬 | 20kg以上 | ゴールデンレトリバー、秋田犬、ボルゾイ、ドーベルマン |
中型犬 | 10kg〜20kg未満 | ビーグル、フレンチブルドッグ、日本スピッツ、ボーダーコリー |
小型犬 | 4kg〜10kg未満 | トイ・プードル、ミニチュアダックス、シーズー、柴犬 |
超小型犬 | 4kg未満 | チワワ、ヨークシャーテリア、パピヨン、ポメラニアン |
犬のサイズには正式な基準がなく、区分にも定義はありません。
ドッグフードを選ぶ際の、目安などとして、上記ぐらいの幅で表示・区分される場合が多いです。
犬をお迎えする際、仔犬を希望する場合が多いかと思いますが、小さい頃はみんな小さくて可愛いものです。購入前に、成犬時のサイズは必ず確認するようにしましょう。
また、オスとメスでも性質や飼育方法が異なります。
例えば、オスはマーキングの習性があり、排尿も足を上げて行う一方、メスはお尻を下げて排尿します。しかしながら、メスはメスで乳腺腫瘍や卵巣腫瘍など生殖器の病気になる可能性があります。(避妊手術で軽減は可能)どちらが楽というのはありませんが、違いを理解した上で選びましょう。
そして、犬種により、気性や性格にも違いがあります。
もちろん個体差はありますが、躾や飼育の難易度の高い犬種などは、初めての飼育の場合は避けた方が賢明、特性についても事前に知った上で選ぶと安心です。
以下はチェックしましょう。
- 性別の違い(習性が異なる)
- 長毛犬と短毛犬の違い(抜け毛の量が異なる)
- 気性に通ずる犬種のルーツ(狩猟犬など)
ココに注意
犬種やサイズにより、トリミング費用も変わってきます。
以下のサイトで、犬種別の特性を学ぶことができます。
-
統計から見る犬種の性格<前編> | ウェブマガジン ペットと、ずっと。-ユニ・チャーム ペット
「愛犬の本当の性格が知りたい」と思ったことはありませんか? 犬の性格判断システム「C-barq(シーバーク)」を使った統 ...
pet.unicharm.co.jp
2.購入・譲渡元の下調べ
犬はどこで入手しますか?
入手方法としては、ペットショップ、ブリーダー、譲渡会などがあります。
ペットショップなどで気に入った仔の購入を検討している方もいらっしゃるかとは思いますが、是非、里親募集などもチェックしてみて下さいね。
詳しくは割愛しますが、常に譲渡会などが全国各地で開催されています。
-
「譲渡会」に該当するイベント :: ペットのおうち【里親決定25万頭!】
「譲渡会」に該当するイベント。ペットのおうちに寄せられた犬猫を中心とした里親譲渡会などの各種イベント情報をご紹介いたしま ...
www.pet-home.jp
尚、犬の殺処分数は平成30年度は7,687頭となっています。
-
環境省_統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」 [動物の愛護と適切な管理]
www.env.go.jp
3.ペット用品の下調べ
犬種が定まったら、犬をお迎えする為に必要な物をリストアップしていきましょう。
それぞれをピックアップしてみる事で、全体の準備費用なども把握することができます。
- 移動用キャリーケース
- 寝床・ケージ(犬のお家)
- ドッグフード
- 餌や水用の皿
- 首輪
- リード
- トイレトレー・ペットシーツなどトイレ用品
- ウンチ処理袋等のお散歩用hん
ケージや、トイレトレーなど、室内に常設のアイテムは、購入する商品を選んでおきましょう。
家づくりを進めるにあたり、サイズが分かっていた方が、間取りや通路幅などを決めやすいです。無駄なスペースを作らない為の工夫です。
4.犬と暮らす家の間取り検討
犬種に合わせた規模の家を作りましょう。
間取りを作成するにあたり、意識したいポイントは以下です。
- 餌をやる場所はどこにするか?
- 寝床はどこにするか?
- 排泄はどこでさせるのか?
- 普段は主にどこで過ごすのか?
- 散歩帰りの足拭きはどうするか?
- お留守番の時の居場所は?
例えば、玄関近くに足を洗う水場(水道)が欲しいな、と思うこともきっとあると思います。
犬を飼ったらどんな生活になるのか、是非、犬の立場も考えながらシミュレーションしてみてください。
5.新築とお迎え準備
新築の完成に合わせて、犬用品などを買い揃えましょう。
また、お迎えする犬の手配をしましょう。
入居後は、荷解きやセッティングなどで1ヶ月ほどは何かと忙しいです。1ヶ月後以降にお迎え日を決めましょう。
6.犬との暮らし開始・躾開始
晴れて犬をお迎えします!
でも、連れて帰ってきて、家の中にすぐ解き放つの危険です。折角の新築の床に排泄される可能性大です!
また、犬は粗相した場所で排泄を繰り返しがちです。
トイレトレイ以外の場所で粗相させないように、迎え入れた瞬間から躾を始めましょう。
折角の新築。
犬がいる生活の中でも、綺麗な状態で保てるかどうかは、躾次第です。
それでは、以下は犬を飼うにあたっての注意点等をご紹介します。
犬を飼う前に把握しておくべき事
犬との生活を開始するにあたり、事前に把握しておくべきことはなんでしょうか?
- 犬の1日の過ごし方
- 犬の食事の与え方
- 犬の散歩や運動
- 犬の躾とその必要性
- 犬の健康と予防接種の必要性
- 犬のトリミングなどの身体のケア
- 犬の歯磨きケア
- もしもの時の預け先の確保
- 犬にかかる費用について
過去に犬を飼った事の無い方は特に、是非、本やwebなどで、沢山の事前情報を得て、犬について詳しくなっておきましょう。
ペット用品の大手メーカーのHPなどで詳しく紹介されています。
-
犬のしつけ方・育て方|犬を飼い始めたら行うしつけやポイント | Petio[ペティオ]
新しく犬を飼い始めるときには、飼い主が楽しく、犬が幸せで、周囲の人に迷惑をかけないことが一番大切です。犬の飼い始めに必要 ...
www.petio.com
また、若い時代だけでなく、犬の老後、またその先の死期についても、予め調べておく事をお勧めします。
犬も老後は、介護が必要になる事があります。それを覚悟した上での犬との暮らし、それを見越した家づくりも大切です。
犬の飼い主の心得
犬を飼うにあたっては、飼い主としての自覚を持ち、色々とこなさなければならない事があります。
犬の飼い主の義務
法律により、以下が義務付けられています。事前に確認しておきましょう。
(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること
-
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/10.html
www.mhlw.go.jp
また、2019年6月、動物愛護法の改正によって「犬・猫のマイクロチップの義務化」が決定、2022年6月より、販売業者のへマイクロチップの装着が義務付けられることになりました。飼い主は努力義務となっています。
これが本格的に施行されると、マイクロチップを装着した犬や猫を迎え入れた飼い主は、その後の登録情報の変更など手続きの義務が発生します。(今のところは罰則はありません。)
犬の避妊・去勢手術の検討
狂犬病予防注射などもそうですが、犬の飼い主として対応すべき大事な事がもう1つあります。
それは、避妊・去勢手術の検討です。
こちらは義務化はされていませんが、一般的には手術させることが推奨されています。
推奨時期は犬種にもよりますが、半年齢前後~1歳齢までと言われているので、もし仔犬を迎え入れる場合は、早めの決断が迫られます。
臨まない妊娠を避ける為はもちろんのこと、それ以外にも、発情期の問題行動を抑える為、生殖器関連の病気予防の為などのメリットがあります。
ただ、手術による排泄障害など後遺症がでる可能性、麻酔によるショック死の可能性が僅かながらあるなどの、デメリットもありますので、家族でよく検討したいものですね。
犬の健康
義務ではありませんが、他にも飼い主がすべきことが沢山あります。
- フィラリア予防接種
- ワクチンの接種
- ドッグドッグの検討
- ペット保険の検討
- 定期的なトリミング・ケア
- 歯のケア
フィラリア予防接種
フィラリアとは、蚊が媒介して感染する寄生虫のことです。循環器や呼吸器に寄生し、犬を死に至らしめます。
蚊が発生する5月〜12月の間に(期間は地域による)、月に1度の投薬で予防する事が可能です。
動物病院でも推奨されており、日本のほとんどの飼い犬は薬で予防しています。
薬の種類は色々ありますが、一緒にダニやノミを駆除するタイプのものもあります。
混合ワクチンの接種
年1回の混合ワクチン接種が推奨されています。
3種から12種ありますが、獣医師に相談する事で適切なワクチンを接種する事ができます。
愛犬を感染症から守る為、一般的な飼い主のほとんどは、飼い犬に受けさせています。
ドックドックの受診
また、こちらも任意ですが、私たちの人間ドックと同じように、血液検査やレントゲン検査などが盛り込まれたドッグドッグを受けさせる事も可能です。
多くの動物病院で様々なメニューが用意されています。
犬自身の健康はもちろんのこと、犬の場合は医療費が高額な為もあり、特に病気の早期発見は大事です。
ペット保険の加入
それから、大事なのが、ペット保険の加入検討です。
犬も病気や怪我をします。犬の医療費は、驚くほど高額です。
人間のように健康保険に入らないといざという時に、愛犬に必要な治療を受けさせられないという状況になりかねません。
さらに詳しく
従姉が飼っているロングコートチワワ。ガン闘病にかかった費用は100万越えだとか。術後は回復して今も元気です。
定期的なトリミング・ケア
トリミングと聞くと、犬をおしゃれにカットして…という見た目に関するイメージが強いかもしれません。
トリミングは、見た目の問題よりも、犬の健康を維持する為に、重要なケアです。
犬も1ヶ月もあれば、爪が大分伸びます。定期的な爪切りは必須。
また、長毛犬の場合、脚の毛も定期的なカットが必要です。放置していると、犬が毛で滑って転倒、怪我の原因に。
耳垢も溜まると中耳炎・外耳炎のもと、耳掃除なども必要です。
もちろん、自宅でする事も可能ですが、カット以外(シャンプー、爪切り、耳掃除、肛門腺絞り、足裏バリカン)などは、比較的低価格なサービスなので、自信がない場合は定期的なサロン利用をしましょう。
さらに詳しく
我が家は小型犬。爪切りやバリカンなど一通り揃えて、最初の頃は自宅で行っていましたが、もうもう大変でした。1歳以降は月1でサロンのお世話になっています。
トリミング料金は、犬種やサイズによるので、事前に把握しておきましょう。(サロンによっても異なります。)
特に、カットを含むトリミング費用は5,000円以上と高額です。放置すると毛玉になりやすい犬種などもいるので、カットの頻度と共に要チェックです。(毛玉をサロンでとってもらう場合は、追加費用が発生します。)
一生の事なので、予め覚悟しておきたいところですね。
さらに詳しく
おじいちゃんみたいな長い眉毛が特徴的で人気のミニチュアシュナウザー。カット含むトリミング費用は月6,000円です。(実家談)
歯のケア
子供と同じく、犬の健康な歯を守る事も飼い主の務めです。
なんと、犬の歯垢は、なんと2~3日で歯石化します。
毎日の歯のケアは必須です。(犬種、食べているものなどにもよる。)
噛むだけで歯垢がとれる「歯磨きガム」を与えたり、子供の仕上げ磨きと同じように、犬の口を開けてブラシで磨いてやります。
歯の健康は、寿命にも関わってくるので、大事にしてあげましょう。
ココに注意
もしもの時の預け先の確保
犬を迎えたら、そう簡単には家を空けられなくなります。
また、旅行やお出掛け以外でも、飼い主の病気などの緊急事態事態に備え、預け先はいくつか決めておく必要があります。
- 近くのペットホテル(預かりサービスをしている動物病院もあり)
- 知人宅
- 実家や親戚宅
ホテル利用も人間並みに高額、連泊となると大変です。
また、犬も子供と同じです。自分にもしもの事があった場合に、安心して預けられる家(人)を早めに確保しましょう。
犬を迎え入れるにあたり、以上は必ず調査・検討をしましょうね。
参考:犬にかかる費用
参考までに、我が家の飼い犬(小型犬:カニンヘンダックス)を迎え入れた際に掛かった費用をご紹介します。
医療費については、動物病院によって異なりますので、あくまでも参考値として捉えてください。
0歳代
幼犬時代のは費用は以下です。(生後数ヶ月でお迎えした場合。)
★パピーワクチン…全3回6種混合/約¥8,000 ×3回(3ヶ月連続接種) =約¥24,000
※販売元・譲渡元で済ませてくれる場合が多いです。
★狂犬病注射…約¥3,000
★フィラリア予防薬投与…5~11月分/約1,000 ×7回(7ヶ月連続投与) =約¥7,000
★ノミダニ予防…¥3,000 ※3ヶ月間だけ =約¥9,000
★餌代…1.5ヶ月/¥3,300 12ヶ月=約¥26,400
★トリミング代(月1回)…¥3,000×6回 =約¥18,000
初年度合計=約¥87,400
※生体費用やペット用品代は除く。
もちろん、他にも下痢やら嘔吐で通院(検査)が何度もありましたし、餌代以外のペット用品代もありますので、この金額以上にかかっています。
ココに注意
話せない犬の検査は、基本的にレントゲン検査や血液検査から始まります。レントゲン検査だけでおよそ5,000円かかります。
1歳以降
成犬以降の必須年間費用は以下です。
★ワクチン…年1回6種混合/約¥8,000
★狂犬病注射…年1回/約¥3,000
★フィラリア予防薬投与…5~11月分/約¥3,000 ×年間7回(7ヶ月連続投与)=約¥21,000
★ドッグドッグ(定期健診)…年1回/約¥10,000
★餌代…1.5ヶ月/¥3,300 12ヶ月=約¥26,400
★トリミング代(月1回)…¥3,000×12回 =約¥36,000
年間合計=約¥104,400
他に、3歳の時に、鼠径ヘルニアというダックス特有の病気の為、手術&入院をしました。検査費用等含めて、+13万ぐらいでしたね。
その他の費用
他にもかかる可能性の高い費用は以下です。
★避妊or去勢手術入院費 ♂¥15,000~30,000/♀¥30,000~45,000
★ペット保険 月¥1,000~3,000 年間¥12,000~36,000
ペット保険もピンキリ!
各社比較なら一括請求してみるのが良いです、請求は無料です!
ドッグトレーナーの利用
また、躾に関しても、自信がない方は、トレーニング費用の確保をお勧めします。
無駄吠え、無駄噛み、トイレの失敗…
犬の問題行動は、飼い主自身の生活にも影響を及ぼします。
「うちの犬はバカだから…無理」
「手に負えないから、手放す…」
そんなことにならないように、どうしても躾がうまくできない場合は、躾のプロであるドッグトレーナーに依頼しましょう。
躾は1度では終わりません。3回ほどの短期コースでも、出張サービスの場合、20,000~30,000円します。(大型犬の場合、更に高額に。)
そもそも、躾は飼い主の務め。
躾を放棄するぐらいなら、高額を払いましょう。その費用ぐらいは確保しておきましょう。
多くの場合、犬の問題行動は、犬自身のせいではありません。飼い主の怠慢にあります。

ココに注意
躾で改善されない問題行動は、病気や怪我が原因の場合もあります。その場合は獣医師に相談を。
犬の寿命は、大型犬なら10年、小型犬なら15年です。
これまでご紹介してきました通り、健康な犬でも、飼育にはそれなりに費用がかかるので、お迎えする際には覚悟が必要ですね。
犬の為の家づくり
我が家はローコスト住宅の為、様々な制約がある中ではありましたが、出来る限りの飼い犬の生活を考えた家づくりをしました。(犬の生活エリアは1階のみと、限定的です。)
特に考慮した点は以下です。
- 広々としたペットスペースを確保
- 排泄動線を意識した間取り
- 部屋とホールを自由に行き来できるペットドアを採用
- 日向ぼっこができる場所を確保(リビングの日当たり)
- 段差のない床を意識した家づくり
実際の間取り、そしてペットスペースやペットドアの仕様については、以下の記事で詳しく書いていますので、是非ご覧ください。
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まとめ:犬は家族です、覚悟を決めてお迎えしましょう!
家を新築するのも大変ですが、犬を迎える準備も大変です。
でも、1つの命を預かるのですから、家以上に調査と勉強を重ね、自信を持ってお迎えしたいものですね。
新築マイホームで犬との暮らす生活を実現させる為の方法をご紹介しました。どなたかの参考になりましたら幸いです。

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