
お答えします!
33坪4LDKの我が家の収納率と、収納の数をご紹介します。
こんな方におすすめ
- 33坪の家にどれくらいの収納を作ろうか検討中の方
- 収納スペース確保のアイディアが知りたい方
戸建の理想的な収納率
総床面積の内、収納面積が占める割合を収納率と言います。
生活様式や家族構成や人数などによって異なりますが、一般的に、一戸建て住宅では収納率は13%が理想的とされています。尚、マンションの場合の収納率8~10%です。
ココに注意
床から天井まで使用可能な収納のみが対象。洗面台やキッチンなどの扉収納等は含まれません。
例えば、33坪(およそ109㎡)4LDKの我が家の場合は、14.2㎡ほどが収納だといいという事になります。これは畳に換算すると、7.7畳分になります。
33坪の住宅における7.7畳って、部屋で考えてみると結構な広さですよね。恐らく、和室や主寝室よりも広くなりますよね。実際こんなに収納スペースをとれるものなのでしょうか?
33坪の家の収納の全貌
4人家族が住む、33坪4LDKの我が家の収納をご紹介します。
1階の収納
部屋 | 位置と用途 | サイズ |
キッチン | パントリーの可動棚が2ヶ所。 日用品・食品のストックなど。 | 84×42×270(0.35㎡) 77×92×270(0.7㎡) |
洗面所 | 洗面台の横に可動棚。リネン庫がわり。 | 74×61×240 (0.45㎡) |
土間収納 | シューズクローゼット。 靴やコート類、ベビーカーや三輪車など。 | 1.5畳 (2.48㎡) |
半収納のリビングや和室は、収納率の計算対象外の為、除いて計算すると…
1階床面積56㎡(17坪)に対して、
1階の全収納は4つ。3.98㎡、畳換算およそ2.2畳分です。
2階の収納
部屋 | 位置と用途 | サイズ |
子供部屋×2 | 折り戸のクローゼット。 | 1畳 (1.82㎡)×2 |
主寝室 | 引き戸のウォークインクローゼット。 ウォークインクローゼット内に床下収納。 | 2.3畳(3.73㎡) 1.5畳(2.73㎡) |
2階床面積50㎡(15坪)に対して、
2階の全収納は3つ。7.37㎡、畳換算4畳分です。
という事で、1階と2階を合計すると、
計7つ、11.35㎡、畳換算でおよそ6.2畳分という事になります。
33坪戸建の場合、理想の収納は13%の7.7畳なので、20%ほど足りないという結果に…(汗)
その他の収納スペース
収納率を出してみると、20%不足…とだいぶ足りない結果となりますが、実際のところは他にも収納がある為、不便はしていません。
上記の収納率の計算に含まれない、扉収納などをご紹介します。
部屋 | 位置と用途 | サイズ |
リビング | キッチン横のペットスペースの上部。両開き戸の収納。中は可動棚。 ペット用品、ゴミ袋などの消耗品、道具箱など。 | 74×52×105(0.38㎡) |
和室 | リビング収納の裏側部分の階段下スペース。両開き戸の収納。 寝具や子育て用品ストックなど。 | 78×110×72 (0.85㎡) |
キッチン | 床下収納。 食料品のストック保存など。 | 52×52×43(0.27㎡) |
2階 主寝室 | ウォークインクローゼットの中の床下収納。 季節外れの大型家電や不用品など。 | 1.5畳(2.73㎡) |
このように、収納の数は11個。4.23㎡、畳換算で2.3畳ほどになります。
これらを足すと、一応、収納率でいう理想の13%を超えてくる形になります。体感としても、収納量に不足感はありません。
更に、小さな収納スペースとしては、以下があります。
- キッチンカウンター下
- キッチンカウンターの正面オープンラック
- キッチンのカップボード
- 洗面所の洗面台下収納
- トイレの手洗い場下収納
収納スペース確保のアイディア
33坪というと、工夫すればなんとか、土間収納やパントリー、またリネン棚などの可動棚のスペースが作れるかな〜という広さかと思います。
でも、なかなか大容量の十分な収納を設けるのは難しいですね。
我が家が収納スペース確保の為に工夫した部分をご紹介します。
キッチンカウンター収納
リビング収納が少ない我が家ですが、キッチンカウンターの正面をオープンラックにする事により、収納スペースを確保しました。
かなり大容量なので助かっています。子供のおもちゃや絵本棚として活用中です。
WIC内の床下収納
キッチンの床下収納は定番かと思いますが、2階のウォークインクローゼット内にも床下収納を作りました。
というのも、我が家、1階リビングの一部を320cmの天井高にしている関係で、1階と2階の間に一部隙間が出来てしまったのです。
その無駄スペースを収納にしてもらいました。
高さは50cmほどしかないので制限はありますが、滅多に使わない大きく嵩張るようなものを入れておく収納としてとても重宝します。壁紙の残りや、予備の突っ張り棒など…とりあえず雑多に入れています。
横広なので、クリスマスツリー、スキー板などの収納場所としても使えますね。
本来は、外に物置などを作って入れておくものかと思いますが、我が家はまだ物置がないのでこの収納は大助かりです。(将来的には庭に設置するつもり。)
お庭が作れないお宅には、このような床下収納はお勧めですね!
あるのとないのとでは、他のクローゼットの空き状況が全然変わってくると思います。
大容量の収納がわりにロフトを作られる場合が多いですね。
我が家はスカイバルコニーがある為、ロフトが作れませんでした。屋上があるお宅、また、ロフトだと梯子の昇り降りが大変かなと心配されている方には、床下収納がお勧めです!
2階の廊下のこの角部分が床下収納となってます。
このような空きスペースはデッドスペースになりがちですが、建築士さんとうまく連携して収納にしてしまいたいですね!
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収納確保のポイント
収納は多い方がいいですが、小さな家の場合は、収納を作り過ぎると部屋が狭くなる為、「必要最低限の収納」を意識して作りたいところです。
その為のポイントは以下です。
- 用途・目的を明確にする。
- 何を収納するのか具体的に挙げてみる。
- 生活シミュレーションをしてみる。
何を入れたいのか、収納ごとに決めて置くことが大事です。
そして、それを日常的にどのように使いたいのか、イメージしてみましょう。
そのシミュミレーションをしておかないと、いざ住み始めてから「掃除機用にと、リビング収納を作ったけど、近くにコンセントがなくて不便…」といった失敗ポイントになりかねません。
闇雲に収納を増やすのではなく、目的をもって必要なだけ作りたいものですね。
「収納は沢山ほしい、でもどうしても部屋は狭くしたくない…」という方は、家に収納を作らないという選択もありかもしれません。
収納を最小限にし、使用頻度の低いもの(季節もののクリスマスツリーやスキー板などレジャー用品等々)はトランクルームに預けるというのも一つのアイディアです。
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まとめ
という事で我が家は、収納率を出してみると、理想よりも収納が少ないという結果になりますが、実際は空きスペースを収納にして活用しているせいか、不便さやストレスはあまり感じる事がありません。
狭い家だと、なかなか収納にたっぷりとスペースを割けないのが苦しいところですが、うまく空きを見つけて収納スペースを確保したいものですね。
以上、新築の収納はどのくらい?33坪4LDKの収納率を公開!でした♪どなたかの参考になりましたら幸いです。